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BASIピラティスとは?特徴や他流派との違いを完全解説!

BASIピラティスとは?特徴や他流派との違いを完全解説!

ピラティスを深く学びたいと思った時、「BASIピラティスってよく聞くけど、他と何が違うの?」「どの流派を選べばいいのかわからない」と悩んでいませんか?

BASIピラティスは、世界40カ国以上に展開する世界最大級のピラティス教育団体で、「動きに無駄を作らないFlow Work」を特徴とする質の高いメソッドを提供しています。

本記事では、BASIピラティスの特徴から他流派との違い、資格取得方法まで、ピラティス愛好者が知りたいすべての情報を詳しく解説します。この記事を読めば、あなたに最適なピラティス流派が必ず見つかるはずです。

目次

BASIピラティスとは何か?基本概要と歴史

BASIピラティス(Body Arts and Science International)は、1989年にRael Isacowitz(ラエル・イサコウィッツ)によって設立され、南カリフォルニア、ニューポートビーチに本部を構え、全米各地、世界40カ国以上にわたる世界最大規模のピラティス専門のプログラム提供者として業界の基準となっています。

創設者ラエル・イサコウィッツの功績

創設者のRael Isacowitzは世界的に有名なピラティス実践者であり、教育者でもあります。カリスマ性、度量の広さ、そしてピラティスというアートに対する情熱があり多くの人に慕われており、また、2022年、アメリカの「PMA(ピラティス・メソッド・アライアンス)」で殿堂入りを果たし、ピラティス考案者であるジョセフ・ピラティスから直接学んでいない第2世代では、初めての受賞です。

創設者のRael Isacowitzは35年以上にわたるトレーニング経験を持ち、ピラティスの進化をリードしてきました。35年以上の実績を持つBASIピラティスは、ピラティス法のオリジナルスタイルに科学的知識やスポーツ、ダンス、ヨガの経験などを組み合わせた独自の手法を提供し、その機能的な美しさは世界一と評されています。

BASIピラティスの基本理念

BASIピラティスは常に芸術に、科学に、そして何よりもピラティスメソッドの考案者であるジョセフと、クララピラティス夫妻に最大の敬意と信頼を持っています。1989年の発端から、BASIピラティスは教育システムとしてピラティスメソッドの価値の伝道と、専門的知識の提供に専念しています。

BASIピラティス最大の特徴「Flow Work」とは

BASIピラティスの特徴は一言で言うと、『動きに無駄を作らない Flow Work』です。このFlow Workは、単に動きを連続させるだけではなく、より深い意味を持っています。

10の原則による体系的アプローチ

BASIピラティスのメソッドには、10個の原則があります。これらの全てが BASIピラティスの特徴であり、これらが揃ってこそ、無駄のない動きをすることができ自分のゴールを達成できると考えます。

ピラティスの10の原則は、ピラティスを実践する際の不可欠な指針です。身体と心の調和を追求するプロセスを象徴しています。10の原則を意識的に取り入れることによって、ピラティスの本質により近づくことができます。

科学的根拠に基づいたメソッド

BASIピラティスは、1989年にラエル・イサコウィッツ氏によって設立された、国際的に高い評価を受けるピラティス教育アカデミーです。BASIは「Body Arts and Science International」の略称で、解剖学や生理学、科学的原則に基づいたカリキュラムを特徴としています。ジョセフ・ピラティスが築いたメソッドを継承しつつ、現代の科学的知識を取り入れた教育を提供しています。

他のピラティス流派との徹底比較

ピラティスには多くの流派があり、それぞれ異なる特徴を持っています。BASIピラティスを理解するために、主要な流派との違いを詳しく見てみましょう。

流派 設立年 創設者 主な特徴 拠点
BASI 1989年 Rael Isacowitz Flow Work、科学的アプローチ アメリカ・カリフォルニア
PHI Pilates Christine Romani-Ruby リハビリテーション重視 アメリカ
FTP Pilates 1991年 Phil Arney フィットネス要素、短期取得 イギリス・ロンドン
STOTT PILATES 1988年 Moira Merrithew 解剖学重視、科学的原則 カナダ・トロント

PHI Pilatesとの違い

PHI Pilatesは、リハビリテーションに重点を置き、その知識を学ぶことができる流派です。特に、 姿勢矯正に効果のあるエクササイズを展開し、腰痛、肩こり、股関節痛の改善を通して、身体の活性化を目指すのが特徴です。

PHIピラティスは、創始者J.H.ピラティス氏が考案したリハビリテーションとコンディショニングとしての『ピラティス』を、正式に継承している団体のひとつです。数ある団体の中でも理学療法クリニックとの共同研究で裏付けられたエクササイズが特徴です。

BASIとPHIの主な違い:

  • BASI:Flow Workと芸術性を重視、総合的なピラティス教育
  • PHI:リハビリテーションと理学療法的アプローチに特化

FTP Pilatesとの違い

FTP Pilatesは、ロンドン発祥のフィットネスに力を入れた流派です。特徴として、 様々なエクササイズの融合体として、総合的に広くピラティスを学ぶことができます。

FTPピラティスは英国で創設され、伝統的なピラティスとフィットネス要素を組み合わせたカリキュラムを提供しています。徹底した理論的・実践的な知識を与えるニーズに対応したプログラムで、伝統的なピラティスのメソッドを継承しつつも、様々なフィットネスの要素を取り入れています。

FTPはマットピラティスに特化しているので未経験の方でも比較的参加しやすいことが特徴で、ベーシックからアドバンス、マタニティまでの多彩なマットコースを提供しています。初心者と経験者向けに34の基本エクササイズを分類し、短期間で資格取得が可能で、手ごろな価格設定も魅力です。

BASIとFTPの主な違い:

  • BASI:マット・マシン両方の総合教育、世界最高レベルの質
  • FTP:マット特化、短期取得可能、フィットネス要素重視

STOTT PILATESとの違い

STOTT PILATES(ストット ピラティス)モイラ・メリスーが設立。ダンサーだったモイラはロマーナから学び、夫のリンドセイと共に1988年にストットピラティスを立ち上げる。カナダのトロントに拠点を置き、エクササイズサイエンスと背骨のリハビリに関する現代の情報や原理を統合させたメソッドの研究を続けています。

Stott Pilatesは、1988年にカナダ・トロントでMoira Merrithewによって設立されました。怪我の予防、筋肉を過剰に発達させずに、しなやかで強く、柔軟性のある筋肉、そして持久力を追求することが特徴です。

BASIとSTOTTの主な違い:

  • BASI:Flow Workによる動きの美しさと効率性を追求
  • STOTT:怪我の予防と解剖学的正確性を最重視

BASIピラティス資格取得の具体的な方法

BASIピラティスの資格は段階的に取得するシステムになっており、日本では複数の受講方法が用意されています。

資格の種類と構成

BASIピラティス・マット指導者資格コースは、マット→マシンの順番で資格取得が可能です。マット指導者資格コースは、全世界共通の内容で行っておりますが、日本では、授業の受け方が3つからお選びいただけます。

  1. マット指導者資格コース:ピラティスの基礎となるマットエクササイズ
  2. マシン指導者資格コース:リフォーマー、キャデラック等の専用マシン
  3. コンプリヘンシブ資格:マット+マシンの総合資格

マット指導者資格コースの詳細

マット指導者資格コースは3つの学び方(通い方)がございますが、内容は世界共通となっております。BASIピラティスのマットコースは6つのモジュールから構成されており、1日1モジュール学びます。

コース名 受講方法 費用 特徴
通学コース リアル36時間 450,000円(税込) 直接指導、実技重視
ハイブリッドコース 動画+通学24時間 350,000円(税込) 柔軟性と質の両立
オンラインコース 動画+オンライン24時間 298,000円(税込) 練習サポート付き、地域を問わず受講可能

試験と認定プロセス

最終試験は下記3つを行います。70%以上で合格です。1. 筆記試験 2. Movement試験 3. Teaching試験

すべての授業に出席し、試験に合格したら課題を提出ください。課題の提出をもって、アメリカ本部に認定証の発行依頼を行います。

BASIピラティス受講生の体験談と効果

実際にBASIピラティスを学んだ方々からは、他の流派とは異なる特別な体験についての声が多く寄せられています。

レッスンの質の高さを実感する声

このような特徴を持つ BASIピラティスのメソッドは、レッスンを受けられたお客様から以下のような高い評価を頂いております。

  • 「レッスンの中に途切れることのない流れがあって、気持ちよくレッスンを進めることができます!」
  • 「今まで経験したピラティスとは違い、レッスン終了後にインナーマッスルを使ったなという感覚が残ります!」
  • 「他のエクササイズに比べて、早い時期から身体が変化する気がします!」

これらの声から、BASIピラティスの「Flow Work」が実際のレッスンでどのような効果をもたらしているかがよくわかります。

医療分野でも高く評価される実績

BASIピラティス養成講座では、医療の分野に特化しておりピラティスの伝統的なピラティスの医療的なメソッドをになっています。 医師をはじめ理学療法士や看護師、作業療法士、カイロプラクティックなどの医療系の仕事をされている方向けの医療従事者向けのコースなどもあり、医療分野の専門的な内容も学ぶこともできます。

さらに、スポーツ選手やダンサーの方たちも養成講座を受講しており、幅広い分野に取り入れることができます。

資格取得後のキャリアパスと就職サポート

BASIピラティスの資格を取得した後は、様々なキャリアパスが開かれています。

zen placeでの就職サポート

BASIピラティス資格取得後は、zen placeスタジオへの就職サポートがあります。働き方は2種類です。 ■正社員・・・関東・関西・名古屋・札幌での就職 ■フリーランス・・・関東・関西・札幌・福岡での就職

継続教育とスキルアップ

インストラクター資格取得後も、ブラッシュアップは欠かせません。 BASI養成コースでは資格取得後でも学び続ける環境を重要視しているため、世界中で活躍するピラティスインストラクターを定期的に招待したワークショップが開催されています。

国際的な活動の可能性

BASIピラティスは、PMAに加盟している国際的に認知された教育機関の一つです。 PMAは、ピラティスの専門性を高め、指導基準の維持を目的とする団体であり、加盟する教育機関には厳格なカリキュラムが求められます。そのため、BASIピラティス資格を取得することで、国際的な基準に準拠したスキルと知識を有していることが証明され、国内外での活動がしやすくなります。

自分に合ったピラティス流派の選び方

多くのピラティス流派がある中で、自分に最適な選択をするためのポイントをお伝えします。

目的に応じた流派選択のガイドライン

どの資格を目指すのか、どの種類を受講するのかを考える際は、まずそもそもなぜインストラクターの資格を取りたいのかをまず再確認しましょう。 ・ピラティスをより深く学びたい ・インストラクターとして独立やスタジオ勤務を目指したい ・理学療法やリハビリテーション分野で活用したい …など、資格取得の目的は人それぞれです。

目的別おすすめ流派:

  • 総合的で質の高いピラティスを学びたい → BASI Pilates
  • リハビリテーション分野で活用したい → PHI Pilates
  • 短期間で手軽に資格取得したい → FTP Pilates
  • 解剖学的正確性を重視したい → STOTT PILATES

PMA認定の重要性

数多くある資格団体(流派)の中で絞りきれない場合はPMA*の認定団体を選ぶのがおすすめです。PMAの認定団体で資格を取得すると、「世界標準に合致した指導技術を備えている」という証明になり、海外で活動したい方や国際的な認知度を重視する方にとっては強い味方となるでしょう。

学習スタイルに合わせた選択

BASIピラティスの最大の特徴は、その「学術性の高さ」と「国際的な認知度」です。FTPやJADPといった国内資格と比較すると、以下のような点で異なります。 体系的で高度なカリキュラム:基礎解剖学・運動学を徹底的に学び、実技と座学のバランスが取れている。 国際資格としての信頼性:世界中のピラティススタジオで通用するため、海外での活動も視野に入れられる。 指導力の養成に重点:「教える力」を育てるためのティーチング練習が充実している。

まとめ:BASIピラティスで理想のピラティスライフを

BASIピラティスは、世界最大級のピラティス教育団体として、質の高い教育と国際的な信頼性を兼ね備えた特別な流派です。

「動きに無駄を作らないFlow Work」という独自のアプローチにより、他の流派では体験できない美しく効率的な動きを習得できます。

各流派には以下のような特徴があります:

  • BASI Pilates:Flow Workと科学的アプローチによる総合的なピラティス教育
  • PHI Pilates:リハビリテーションと理学療法に特化
  • FTP Pilates:短期取得可能なマット特化の入門的流派
  • STOTT PILATES:解剖学的正確性を最重視する流派

資格取得を検討する際は、まず自分の目的を明確にしましょう:

  1. ピラティスを深く理解したい → 学術性の高いBASIがおすすめ
  2. 医療・リハビリ分野で活用したい → PHIが最適
  3. 手軽に始めたい → FTPが入門に適している
  4. 国際的に活動したい → PMA認定のBASIやSTOTTを検討

BASIピラティスの魅力は、単なる資格取得にとどまらず、生涯にわたって学び続けられる環境と、世界中で通用する質の高い技術を身につけられることです。

BASIピラティスは世界最大規模のピラティス教育団体です。30年以上の実績を持つメソッドで、動きに無駄を作らないFlow Workが特徴です。

あなたのピラティスジャーニーをより豊かなものにするために、まずは体験レッスンから始めて、自分に最適な流派を見つけてください。BASIピラティスの美しく効率的な動きと深い学びが、きっとあなたのピラティスライフを次のレベルへと導いてくれるはずです。

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