もしあなたが50代で「最近、体力の衰えが気になる」「更年期の症状がつらい」「運動したいけど何から始めたらいいかわからない」と感じているなら、ピラティスがあなたの人生を劇的に変える可能性があります。
実際に、50代女性がピラティスを始めるきっかけとして最も多いのは「年齢を重ねて体力に関して気にすることが増えたため」という調査結果が出ています。そして驚くべきことに、zen placeに通われている方の50代以上は約47.3%で、そのうち継続年数5年以上は約50.2%という高い継続率を誇っているのです。
50代のピラティス効果:科学的根拠で証明された5つの劇的変化
まず結論からお伝えしましょう。50代からピラティスを始めることで、あなたのカラダと心は確実に変わります。これは単なる体験談ではなく、科学的研究によって証明された事実です。
1. 更年期症状の劇的改善
2016年に更年期の女性を対象に行われた研究では、週に3回、8週間のピラティスの実践により、更年期症状の緩和や、腰痛の改善、柔軟性の向上に効果があったことが明らかになりました。さらに、2019年にスペインで行われた別の研究によると、閉経後の女性の睡眠障害、不安、うつ、疲労感がピラティスにより改善されたという結果も出ています。
2. 体力・筋力の向上
ピラティス創始者のジョセフ・H・ピラティス氏は「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回でカラダのすべてが変わる」と述べており、1~2ヶ月(10回)でカラダが軽く感じられ、普段使っていなかった筋肉が活性化します。
3. 姿勢改善とインナーマッスル強化
ピラティスでは「骨盤底筋群」「腹横筋」「多裂筋」「横隔膜」の4つの筋肉を合わせた「インナーユニット」を強化することで、尿漏れの予防・改善、疲労の抑制、腰痛の緩和、姿勢改善などの効果が期待できます。
4. 自律神経の安定とメンタル改善
ピラティスの呼吸と動きによって血液やリンパの流れや内臓の動きをよくするため、自律神経のバランスが整い、更年期症状の改善も期待できます。
5. 骨密度の向上
閉経後の女性を対象にした研究では、ピラティスが骨密度の低下を防ぐことが示されており、適度な負荷を骨に与えることで、骨の新陳代謝を促進し、骨密度を維持・向上させます。
なぜ50代の女性にピラティスが最適なのか?医学的根拠を徹底解説
50代女性のカラダに起こる変化
50代は女性にとって人生の大きな転換期です。仕事や子育てで特に忙しい30代〜50代の女性の多くが、自律神経トラブルやホルモンバランスの乱れからくる体調不良や更年期障害に悩んでいます。
カラダの変化 | 主な症状 | ピラティスによる改善効果 |
---|---|---|
ホルモンバランスの乱れ | 更年期障害、体調不良 | 自律神経バランスの安定 |
筋力低下 | 体力減少、疲れやすさ | インナーマッスルの強化 |
骨密度の低下 | 骨折リスクの増加 | 骨密度の維持・向上 |
姿勢の悪化 | 腰痛、肩こり | 正しい姿勢の習得 |
代謝の低下 | 体重増加、体型変化 | 基礎代謝の向上 |
ピラティスが50代女性に最適な理由
ピラティスは若い女性がおこなうエクササイズと思われがちですが、リハビリを目的に考案されたエクササイズのため、対象となる年齢に制限はありません。実際に、50代の女性でピラティスインストラクターの資格を取る人も珍しくなく、年齢を問わず楽しめるエクササイズです。
専門のウェアやシューズなど道具の準備が必要なく、体一つで始められるのもピラティスのメリットの一つで、運動習慣がない方でも気軽に始められます。
実際の体験談:50代女性のピラティス体験記
50代主婦Aさんの場合:慢性的な腰痛が改善
「同世代の方がヘルニアを悪化して、休職したり車椅子生活になってしまったのを見て、ピラティスを始めました。そのおかげで、カイロプラクティックに最後に通ってから3ヶ月以上経っています。ピラティスのおかげかと思っています」という50代女性の声があります。
40代から継続している女性の変化
「運動が億劫なものではなく、気持ちよく汗をかけるものに変わりました。今までは自己流の筋トレやストレッチでやり方が合っているのかわからずモヤモヤしてました。続かなかったけれど、正しいやり方を教わって朝のストレッチ・ピラティスの習慣をつけられるようになりました」という体験談もあります。
長期継続者の実感
「体型や体重の変化だけでなく、心の面でも大きな変化がありました。ピラティスを続けることで、ストレスが軽減され、リラックスできる時間が増えました。また、毎回のセッション後には達成感があり、自分自身に対する自信も高まりました。日常生活でも前向きな気持ちで過ごせるようになり、仕事やプライベートで積極的に取り組むことができています」という心の変化も報告されています。
50代におすすめのピラティススタイル:マシンピラティスが最適な理由
マシンピラティスが50代に最適な理由
ピラティス初心者、50代の方、運動する習慣がない方は、マシンピラティスがおすすめです。その理由を詳しく見ていきましょう。
- 安全性の高さ:ピラティス用のマシンは無理な力が加わったり、間違った姿勢になったりしないため、安全に効率よくトレーニングできるのが強み
- 効果の高さ:正しい姿勢でトレーニングすると、狙った筋肉にしっかり効かせることができ、部位ごとに負荷を変えることもできるため、効率よくボディラインと姿勢の改善を目指せる
- 個人に合わせた調整:マシンピラティスはそれを簡単にサポートしてくれるので、トレーニングをしながら、柔軟性を養うことができます
マットピラティスとの使い分け
元々ピラティスの発祥はマシンを使ったリハビリの為のエクササイズでした。第一次世界大戦中に看護師として働いていた、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が、負傷した兵士が寝たきりでもトレーニングできるようにと、病院のベッドを改装し、リハビリ指導を行ったのがピラティスの始まりでした。
効果的な通い方:頻度と期間の目安
効果実感までの期間
ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティス氏は「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる!」と伝えており、月4回のピラティスを2〜3カ月続けると効果を感じる計算になります。
推奨頻度
姿勢改善や、ボディメイクの効果を期待される方は週1~2回、ダイエット効果を期待される方は、週2~4回を目安に受けることがおススメです。
目的 | 推奨頻度 | 効果実感期間 |
---|---|---|
健康維持・姿勢改善 | 週1~2回 | 2~3ヶ月 |
更年期症状改善 | 週2~3回 | 1~2ヶ月 |
ダイエット・ボディメイク | 週2~4回 | 1ヶ月 |
50代から始める際の注意点と成功のコツ
始める前の注意点
50代から始めるピラティスでは、適度な運動強度を保つことと、コンディションを自覚することが重要です。
- 体調管理:その日の体調に合わせて強度を調整する
- 継続性:無理をせず、長期的な視点で取り組む
- 専門指導:最初は専門インストラクターの指導を受ける
成功のための5つのポイント
- パーソナルレッスンから始める:身体の状態や個々の目的目標に合わせてピラティスエクササイズをオーダーメイドで作成し指導してもらえるので、ピラティスの成果を早く感じ取れること、怪我に繋がりにくいこと、体力レベルに合わせてくれることから安心です
- 正しいスタジオ選び:専門のスタジオには器具を使って行う「マシンピラティス」の用意もあり、より目的に沿った、効果的なエクササイズが可能で、インストラクターは専門の知識をもち、経験も豊富
- 継続可能な環境作り:全国140か所にあるzen placeは、すべてのスタジオが駅近く。通いやすく、ピラティスを日常に取り入れるのにとても便利
- 目標設定と記録:具体的な目標を設定し、トレーニングの記録をすると、モチベーションの維持に役立ちます。毎回のトレーニング内容や感想、達成したことを記録することで、自分の進歩を実感できます
- コミュニティ参加:スタジオレッスンはモチベーションを高めるためにも有効で、インストラクターや他の参加者との交流が励みになります
50代ピラティスの科学的メカニズム:なぜ効果があるのか?
更年期症状改善のメカニズム
更年期症状としてホルモンや自律神経の乱れがありますが、ピラティスは自律神経の近くの背骨や内臓に刺激を与え、脳にアプローチし身体の機能を整えていきます。
インナーマッスル強化による効果
インナーユニット(骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋、横隔膜を合わせた筋肉)を強化していくので、内臓が正しい位置へ戻り、ぽっこりお腹改善や更年期太りを改善します。
神経系への影響
ピラティスは神経系にも影響を与え、特に中枢神経系と末梢神経系の連携が強化されることで、運動制御が改善されることが報告されています。
高齢者医療の観点から見たピラティスの価値
リハビリテーション効果
ピラティスは元々負傷兵のリハビリのためにドイツ人看護師によって開発されたエクササイズで、体力がなく筋力が弱い高齢者でも無理なく続けることが可能で、インナーマッスルが強化すると血流がよくなって基礎代謝が上がるので健康的な体作りが目指せます。
認知症予防効果
認知症患者にインナーマッスルを鍛えるエクササイズを1回30分、週2回のペースで3ヶ月続けたところ、そのうち6名が以前よりも認知症テストの点数が上がったという成果が報告されました。
別の切り口から見る50代ピラティスの真価
ここまで医学的・科学的な観点から50代でのピラティス効果を見てきましたが、実は最も大きな価値は「人生の質の向上」にあります。
ライフスタイルの変化
ピラティスとヨガが参加者の健康増進行動を促し、主観的な健康状態についてポジティブな信念を抱かせ、それによってポジティブな強化のサイクルが動き出し、ピラティスグループは自己評価による健康増進行動と健康状態で最も大きな改善を認めたという研究結果があります。
精神的な変化
ピラティスの実践はセロトニンやエンドルフィンといった神経伝達物質の分泌を促し、リラックス効果や幸福感を高めることが分かっています。
社会的なつながり
zen placeでは「#メノポーズ部」を発足し、40-50代のホルモンバランスや更年期症状の悩みにフォーカスし、zen placeを一つのコミュニティとして、更年期症状にまつわる悩みを抱え込ませない環境をつくっています。
まとめ:50代からのピラティスで人生を変えよう
50代でピラティスを始めることは、単なる運動習慣の取得以上の意味があります。科学的に証明された効果と、実際の体験者の声が示すように、あなたのカラダと心、そして人生そのものを変える力がピラティスにはあります。
人生100年時代。これから先もまだまだ元気で健康に過ごしたいものです。体力の低下や体型変化に気が付いた今こそ、「これから」を変えるチャンスなのです。
更年期症状の改善、体力向上、姿勢改善、メンタルヘルスの向上、そして何より「自分らしく生きる自信」を取り戻すために、今すぐピラティスを始めてみませんか?
あなたの50代が、人生で最も輝く時期になることを心から願っています。ピラティスという素晴らしいツールを使って、新しい自分を発見する旅を始めましょう。
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